ここでの測距原理はレーザやLEDを使用したいわゆる光波によるものを前提としています。
もちろん、レーダー方式であれば電波、音波にも適用できます。
幾何学的方式は三角測量の原理を利用したもので、通常、LEDとPSDデバイスを組合せてPSD上に結像した光スポット位置に応じた光電流値から距離を求める方式です。
この方式で重要な点は以下のとおりです。
・スポットの明るさに影響されないよう2系統の電流値で正規化すること。
・光源(LED)とPSD間の距離によって性能が左右される。
この方式は原理的に遠距離かつ高分解能を要求する用途には対応できませんが、身近に多数使用されています。
これから解説する測距技術は測定距離は数m以上、分解能がmmを実現するものですので、この方式は対象となりませんが、広く利用されているためふれておきました。
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