この時の結果は IRS2006 の "Void Detection in Grout-Filled Sheath Tube by RF Propagation"にまとまりました。
DD-125 さわゆき |
通常、インピーダンス不整合は無線屋さんにとっては歓迎されませんが、レーダに代表されるような反射を捉えるシステムでは逆に大歓迎で、不整合点から反射があるので目標を捉えられる訳です。
送信機 ---> (マッチング) ---> 空中線 ---> (マッチング) ---> 空間 --->
---> 目標 (ミスマッチ) ---> 空間 ---> (マッチング) ---> 空中線 --->
---> (マッチング) ---> 受信機
こういう視点でステルスや電磁波シールドを考えると理解しやすいかも知れません。
写真の”さわゆき”は就役して直ぐの頃に乗艦した思い出の艦。CQ出版、RFワールド誌の記事執筆のため横須賀を訪れた際に偶然にも再会を果たしました。この艦も各種レーダを搭載している様子が分かりますね。
自分にとっては最も感動したシーン(正面から) |